「謝んなくていいんだ。…果奈は、あいつは、俺のせいで死んだ。俺がそばにいてやれなかったんだ…」 「悪い、浅野」 「もういいんだ。俺が果奈を死なせたようなもんだから…」 暗い影が浅野の周りを包み込み、さらに太陽までもが隠れて病室がグッと暗くなる。 「浅野…」 「条先生…」 唇をきつく噛み声を震えさせながらゆっくりと浅野は口を開いた。