「俺は、誰を支えてんだよ…。誰に支えられてんだよ…!」 もう、何もかもわかんねぇよ。 支えてくれる人がそばにいない。 支えられてない。 「…病院。――奈未に、会いたい…」 そしてギュッって抱き締めてあげたい。 そばに感じていたい、君の温もりを…。 そうじゃないと俺、自分を見失ってしまうだろう。 君なしじゃ生きていけないんだ…。