タイムリミット





だから鈴佳とも別れて女遊びもやめた、なのにそれから1ヶ月ほどあいつは学校に姿を見せなかった。



今思えばその時にHIVに感染したんだろう…。




毎日毎日ストーカーのように門で待ち伏せては遅刻ギリギリで教室に飛び込む。




もうそろそろ担任がぶちギレするような遅刻常習犯になりそうな頃に奈未は戻ってきんだ、この学校に。



1ヶ月前と変わらないあの容姿で門をくぐった。


その姿を見て俺はどれほど喜んだか。




『おはよう、小坂さん』



声をかけると奈未は少し俺から離れて歩くスピードを速めた。