「それは俺の台詞だよ。…奈未、1秒でも長くそばにいて?離れないで?それで3人で仲良く暮らそう」 「悠…く、ん…――」 「泣き虫奈未ッ!」 指でピンッと奈未のおでこを弾く。 おでこを押さえて頬をふくらませるその仕草に言葉も出ないほどの愛しさが溢れる。 奈未、俺はこんなにも君のことが好きだ、君の笑顔に惹かれてるよ、だから俺のそばにいろよ――――。 「……ごめん、この後空手指導だから行ってくる…」