ずらりと並ぶショーケース越しの宝石たちは光があたる度にキラキラと輝きを放つのだ。 「何をお探しですか?」 「あっ!指輪を…」 話しかけてきた店員はひたすら迷う俺に色々なデザインのものをすすめだした。 俺が気に入ったのは最後に持ってきたダイヤが3つ埋め込まれた指輪。 「ではお会計の方を…」 予定が早まったなぁ。 ピンクの小さな包みを受け取り急いで病院へ行く。 愛しい君がいる場所へ――――。