「ありがとう、悠くん。あたしにはやっぱり悠くんが必要だよ…」 「俺も奈未が必要だ」 世界にたった1人の奈未。 欠けてほしくない存在、でも時間は進む。 例え今ここで大事件が起きようとも時は止まることを知らない…。 「そういえば…、お腹に負担って?」 「赤ちゃんいるんだってよ、奈未のお腹の中に」 びっくりして自分のお腹を触る奈未は笑顔で誰が見ても嬉しそうにする。 「名前は?」