大丈夫、君は俺が守るから――――。 「………悠、くん?――」 「奈未!?」 いつもは大きな瞳だけど今日はトロンとして今にも眠ってしまいそうな目をして俺の名を呼んでくれる。 こんなにも君が愛しい。 この気持ちは神様になんか届かなくていい。 奈未。 君に届いてさえくれればいいんだ。 「…ごめんね?――急に倒れたりして…」