病室で眠る奈未の肌はもう雪のように白いあの肌ではなく氷のように青白くなっていて俺の知らない奈未がいる。 何で奈未だけがこんな目にあわなくちゃならねぇんだよ…。 奈未には夢も希望もあった、なのにどうしてこんな意地悪な仕打ちを? 白いほほに手をのばし触れてみる、ほんのりと温かい。 奈未。 君が辛いと想ったら俺のそばにおいで、俺が君の太陽になろう。 君が泣きたくなったら俺を呼んで? 強く抱き締めてあげよう。