タイムリミット





「悠くんを支える!」



子供みたいに腕に絡まる奈未に今さら照れる。



俺の奈未は誰にも渡さねぇ、たとえあんたが奪おうとしても俺はこの命の炎が燃え尽きるまで奈未を守り抜く。





次の日からは俺たちの薬指にはペアリングが光っていた、大好きの証。




「奈未、高校卒業して金貯まったらちゃんとした指輪買ってやるから待ってろよ?」




リングを空にかざし嬉しそうに笑う君は俺の言葉にとびきりの笑顔で答えてくれたね。