次の日。

「おはよう!」


私は望に元気よく挨拶した。


「ん………おはよ。」


「あの…ちょっと来てくれる?」


「うん。」


私は、二人きりになれるように


資料室に向かった。


そこで私の気持ちを言った。


「あっ、あのねこの間望が抱きしめてくれたときに押し離しちゃったのは、女の子達に望と今以上の関係になったらあんたを潰すって言われて…」


「……なんだよ、それ……。」


「その脅しがこわくて突き離しちゃったの…。でも、そんなんじゃこの恋は出来ないって思ったの。」


そこで望が話しを遮った。


「ちょっと待って!!その前に俺も言いたいことがある。聞いてくれる?」


「えっ、あっ…うっうん。」


「今、そんなんじゃこの恋は出来ないって言ったよね?」


「う………うん」


「えっと…それはつまり…」


「……好きなの。望が、大好きなの。望はきっと好きな人がいるかもだけど、それでも伝えたかったの」


「……春花って鈍感。」


「えっ………?」


「俺は好きじゃないよ。春花のこと………」


「…………やっぱり嫌いなんだ。」


「大好きなんだよ!なんで築かないの?俺、好きでもない奴簡単に抱きしめないよ?」


「私を…好き?望が?」


「そうだよ!出会ったときからずっと…春花しか見てない。」


「うそぉ…………」


「!?ホントにきまってるだろ!?泣くなよ。」


「だって…うれしくて…」


「あぁー!もう!」


そう言うと望は私にキスを落とした。


「………んっ……」


優しいけど、強いキスだった。