――――あれからもう約一ヶ月になる。


望とは必要なこと以外話さない。


私にむけてくれる笑顔も少なくなった気がする。


5人の女子やその他の女子達が


今がチャンス!!といわんばかりに


望にアピールしている。



はぁ………………。


そこにちょうどくるみと瑞希が来た


「何考えてんの?」


「悩み事かぁ?相談があるならいってみな!」


二人とも優しいな……


私は今までのことをすべて話した。

――――――――

「一つ言っていい?」


くるみが言った。


「ど…どうぞ」


「確かに悪いのはあいつら女子だけど、春花はそれでいいの?」


「ど…どういうこと…?」


「つまり、春花はそんなつまらない決まり事に従っちゃうほどにしか爽風を思ってなかったの?」


「そ…そんなわけない!!」


「だったらもっと堂々と望を好きでいればいいの!決まり事なんて無視すればいいの!今回のことも、ちゃんと望に相談して」


「もし春花を潰そうとしたらウチ達が春花を守っから!」


二人とも…………



「うん……うん。ありがとう…。私、今日の放課後望に相談する!」


「「頑張れよ!!」」