「いってぇよ!ホントお前力強すぎ!握力30㌔!」

「残念!今アタシ握力40㌔だも~ん!」
そうアタシは身長は低いけど握力だけは強い!
握力だけじゃなく腕相撲や喧嘩にも強い!
アタシの唯一の特技なのだ。

「あぁ!そういえばさっき何言おうとしてたの?」
アタシ達は話がかなり飛んでしまっていたそうだ。

「あ!そうそう!」
春輝は思い出したかのように話を続けた。

「ひかりってスターエンジェルって知ってるか?」

「すたぁえんじぇる?何ソレ??」

「あのな、このスターエンジェルは羽をはやした少年なんだけど、そのスターエンジェルにお願い事すると願いが叶うらしい」

「はぁ?何?春輝?ソレまじで信じてるの?タダの迷信でしょ?誰が言ってたの?」

「裏のばあちゃん!」

「はぁ、裏のばあちゃんって・・・、それにスターエンジェルなんてどうやって見つけるの?」