痛む後頭部を押さえ、天坏はよろよろと立ち上がる。
「ぐ…野郎…」
まだ多少ふらつくものの、それ程の重傷ではなさそうだ。
それに。
「くそっ…」
彼は悪態をつく。
腐臭が漂ってきた。
こんな強烈な臭いを発散させるのは、ゾンビ以外に有り得ない。
どうやら天坏と榛原のやり取りの声を聞きつけて、基地内のゾンビが集まってきたようだ。
ここでのんびりしている暇はない。
天坏は武器保管庫に入り、目に付いた銃を適当に掴み取る。
どうせ吟味した所で銃の種類などよくわからないのだ。
とりあえずゾンビに対抗できる武器があればそれでいい。
扱い慣れないアサルトライフルを握り締め、天坏はフラフラと走り始めた。
「ぐ…野郎…」
まだ多少ふらつくものの、それ程の重傷ではなさそうだ。
それに。
「くそっ…」
彼は悪態をつく。
腐臭が漂ってきた。
こんな強烈な臭いを発散させるのは、ゾンビ以外に有り得ない。
どうやら天坏と榛原のやり取りの声を聞きつけて、基地内のゾンビが集まってきたようだ。
ここでのんびりしている暇はない。
天坏は武器保管庫に入り、目に付いた銃を適当に掴み取る。
どうせ吟味した所で銃の種類などよくわからないのだ。
とりあえずゾンビに対抗できる武器があればそれでいい。
扱い慣れないアサルトライフルを握り締め、天坏はフラフラと走り始めた。


