「ぐっ!」
突然、後頭部に鈍い衝撃。
そのまま天坏は床にうつ伏せに倒れる。
ズキズキと痛む頭。
その痛みに耐えながら見上げると。
「おっさんやるなぁ。まさか米軍基地の武器保管庫のセキュリティを突破するとはよ」
背の高い男が天坏を見下ろしていた。
「せっかく宝物が目の前にあるのに、どうしても扉が開かなくてな。困ってたんだ。そしたらおっさんがノコノコやってきて、ロックを解除してくれたじゃねぇか。助かったぜ」
大柄で、筋肉質。
日本人離れしたその体格は、どうもスポーツで鍛えたものではないらしい。
格闘技、或いは兵士のような戦場に立つ者の鍛え込み方。
天坏も腕っぷしには自信がある方だが、流石に年齢が年齢だ。
兵隊上がりのようなこの男に不意打ちされては為す術もない。
「そういう訳で」
その男…榛原 保は横たわったままの天坏を跨いで武器保管庫に侵入、銃を適当に確保した後その場を立ち去る。
立ち去る前に一言。
「おっさんはもう用済みだ。ゾンビどもと仲良くな」
突然、後頭部に鈍い衝撃。
そのまま天坏は床にうつ伏せに倒れる。
ズキズキと痛む頭。
その痛みに耐えながら見上げると。
「おっさんやるなぁ。まさか米軍基地の武器保管庫のセキュリティを突破するとはよ」
背の高い男が天坏を見下ろしていた。
「せっかく宝物が目の前にあるのに、どうしても扉が開かなくてな。困ってたんだ。そしたらおっさんがノコノコやってきて、ロックを解除してくれたじゃねぇか。助かったぜ」
大柄で、筋肉質。
日本人離れしたその体格は、どうもスポーツで鍛えたものではないらしい。
格闘技、或いは兵士のような戦場に立つ者の鍛え込み方。
天坏も腕っぷしには自信がある方だが、流石に年齢が年齢だ。
兵隊上がりのようなこの男に不意打ちされては為す術もない。
「そういう訳で」
その男…榛原 保は横たわったままの天坏を跨いで武器保管庫に侵入、銃を適当に確保した後その場を立ち去る。
立ち去る前に一言。
「おっさんはもう用済みだ。ゾンビどもと仲良くな」


