屍都市Ⅱ

ピッ!

甲高い電子音と共にロックが解除。

武器保管庫の扉が開く。

中にあるのは数々の銃火器。

戦争映画で見るようなアサルトライフルやその弾薬。

携帯用の自動拳銃。

取り回しのいいサブマシンガン。

長射程からの射撃を敢行する為の狙撃銃。

対人だけでなく、対戦車にも効果を発揮するようなロケットランチャーや手榴弾。

中にはどうやって使うのかさえわからないような重火器も存在する。

選り取り見取りだ。

さて、どれを拝借していくかな…。

天坏が保管庫の中に一歩踏み入れようとしたその時だった。