「助けてもらったのは感謝する」
鬼島は軽く頭を下げる。
「自分は陸上自衛隊所属の鬼島 剛三等陸曹、こっちは災害救助犬のゴロウだ…不躾ですまないが、君達は一体…?」
鬼島でなくとも、この集団の正体は気になる所だろう。
「私は南雲 純」
リーダーらしき女性が言う。
「私達はとある反政府組織に所属するメンバーよ。詳しい事は言えないわ。貴方自衛隊…突き詰めれば政府に所属する人間だもの、一応は私達の敵だしね。でも…」
純と名乗った女性は、ハンヴィーに乗る仲間達を見る。
「私達の本当の目的は政府や自衛隊と敵対する事じゃない。私達は全員、陰島や美原市の事件から生き延びた者なの…」
その言葉に鬼島の目が見開かれる。
リーダーの南雲 純、サブリーダーの早川 理子、運転手の上原 奏、ナビゲートの矢崎 夕映、銃撃手の山田 太郎。
彼らは所属する反政府組織とは別に遊撃部隊しての役目を受け、こうしてゾンビ災害の起きた榑市の生存者達を救出して回っているのだ。
鬼島は軽く頭を下げる。
「自分は陸上自衛隊所属の鬼島 剛三等陸曹、こっちは災害救助犬のゴロウだ…不躾ですまないが、君達は一体…?」
鬼島でなくとも、この集団の正体は気になる所だろう。
「私は南雲 純」
リーダーらしき女性が言う。
「私達はとある反政府組織に所属するメンバーよ。詳しい事は言えないわ。貴方自衛隊…突き詰めれば政府に所属する人間だもの、一応は私達の敵だしね。でも…」
純と名乗った女性は、ハンヴィーに乗る仲間達を見る。
「私達の本当の目的は政府や自衛隊と敵対する事じゃない。私達は全員、陰島や美原市の事件から生き延びた者なの…」
その言葉に鬼島の目が見開かれる。
リーダーの南雲 純、サブリーダーの早川 理子、運転手の上原 奏、ナビゲートの矢崎 夕映、銃撃手の山田 太郎。
彼らは所属する反政府組織とは別に遊撃部隊しての役目を受け、こうしてゾンビ災害の起きた榑市の生存者達を救出して回っているのだ。


