あいつ、無事だったか!
思わず笑みをこぼしながら、颯太は通話ボタンを押した。
『もしもし?九重さんか?翔也だ』
「おう、生きてたか相棒。お互いしぶといな」
久し振りの翔也の声。
颯太の声も弾む。
…しかし、対照的に翔也の声は緊張していた。
『九重さん今どこにいる?』
「製薬会社の研究棟だ。ワクチンを探しに来たんだが…」
目の前にある『これ』を、翔也に何と説明したらいいか。
颯太は言葉に迷う。
が。
『ワクチンはなかっただろ?そこにあるのはもっと驚くべきものの筈だ』
颯太の心の中を読んだかのように、翔也は言ってのけた。
思わず笑みをこぼしながら、颯太は通話ボタンを押した。
『もしもし?九重さんか?翔也だ』
「おう、生きてたか相棒。お互いしぶといな」
久し振りの翔也の声。
颯太の声も弾む。
…しかし、対照的に翔也の声は緊張していた。
『九重さん今どこにいる?』
「製薬会社の研究棟だ。ワクチンを探しに来たんだが…」
目の前にある『これ』を、翔也に何と説明したらいいか。
颯太は言葉に迷う。
が。
『ワクチンはなかっただろ?そこにあるのはもっと驚くべきものの筈だ』
颯太の心の中を読んだかのように、翔也は言ってのけた。


