段々夏に近付いてはいるが、まだ少し冷たく肌にヒシヒシと当たる風に、あたしは若干凍えていた。 ――――――― ――――― ――― ― 学校はいつも通り終わったものの、 気分は最悪だった。 五十嵐君に一回も目を合わせられなかったし、 放課後だって、 自分から先に教室をでてしまった。