「じゃぁ、明日学校でねーーーっっ!!!!」
あたしたちは、それぞれの道で家に向かった。
翌日……
新人戦に出れるかが決まる、運命の日。
これで、もし、出れないなんてなったら、どうなるだろうか。
優華は、将輝は……
「おっっはよーーー!!」
「おぉ、絵梨花。おはよう!!
あ、ちょっと待ってて。優華が呼んでる。」
男子のうるさい声にまぎれて、かすかに優華があたしを呼んでるのが聞こえた。
「ねぇねぇ、今日、将輝くるかな?」
「来るんじゃない??ほら、昨日、優華頑張って言ったじゃん!!!」
「……エヘッッ♡」
ガラガラガラ……
