君のことが好き




 
「…それより、もうすぐ新人戦なんでしょ??大丈夫なの??」



  そうそう、このことが大事なんだよ。


  優華も他の場所向いてるけど、絶対耳傾けてる。



「そりゃぁ、出るに決まってんじゃん!!

 仲間からメール来たけど、明日新人戦のメンバー発表するらしいよ」




「あ、そうなんだ」


  
  明日かー……


  明日はいかないとやばいじゃん!!


  もしかしたら、練習不足とかで出れなくなったりして……




  そんなんは絶対無理!!!!!!



「明日は絶対来てね!!!!」


  あたしは無意識に叫んでた。


  優華も沙希ちゃんも将輝も、みんな、こっちを見てる。



「…あっっ……」


  どうすればいいのだろう。


  優華に、あたしも将輝のことが好きって誤解されてるかもしれない!!



  
「そうだよ、明日来ないと出れないかもよ」


  なんと、優華が助けてくれた。

  良かったぁーー。