君のことが好き






   その後、30分くらい話しただろうか。



  もう、なんていうの、やっぱついていけない。



「沙希ちゃぁん、やっぱついていけなぁい!!!」



  ついに、声にしてしまった。



「あ、ごめん、ごめん。ついていけなかった??

  じゃ、違う話にしよっか!!」


「いや、ごめん。まだ話したかったでしょ??」


「ううん、全然。本題がまだだったし。


 でさぁ、うちらがここに来たのは、将輝がなんで最近3日くらい学校に来てないのかを探るためだったの」



「はぁ!?そうなの??先に言ってくれればよかったのに。」


「まぁ、とにかく、なんで休んでたの??」


  優華が真剣に将輝を見てて、なんか怖い。




「ただの、風邪だよ…
 ていうか、風邪ぎみって感じ??」



「なーんだ、そんなんで休んだんだ。よっわーー!!

 男なのにねぇ」



   なんだ、そんだけか。


  優華、あんなに心配させといてなんだよ!!


  でも、嬉しそーーーー!!!