君のことが好き




  これは、沙希ちゃんに言って、違う話題にしてもらわなきゃ!!


「沙希ちゃん…あたし、恋バナついていけないから、違う話がいいんだけど…」


  おそるおそる言ってみた。そしたら、

「大丈夫だよぉ!!平気、平気!!恋について色々知ればいいよー!!」


  って言ってくれた。

  だから、もっと恋について知れるんだったら、聞いてもいいかな、って思って参加した。


  優華のためでもあるし。


「はい、じゃぁ、みんなで恋バナやろーー^^!!


 ほら、優華も!!」


  優華は好きな人が目の前にいて、緊張してるせいか、あんまり喋んない。


  ちょっと声かけてみようか…


「優華ー!!」

   あたしが小声で呼んだら、すぐ気付いてくれた。

   沙希ちゃんと将輝が話してる間に、こっそり。


「ねぇ、将輝いるけど喋んないの??」

「本当は喋りたいけど、緊張して…」

「大丈夫だよ、心配しないで!!普通に今までどおりに頑張んなよぉ!!」

「あー、緊張するぅ!!この緊張感、歩実も恋すれば、きっと分かるよ…」

「そんなに好きなんだね!!いいことじゃん!!

 ホラ、優華も一緒に恋バナしよー!!」


「うん。将輝のことも、もっと知りたいし。」




  うちは、もう優華と将輝の未来が分かるよ。


  優華があきらめたりしない限りは、きっと大丈夫。


   頑張れ!!優華!!   
 
 
  他の子に取られる前に、ドンドン攻めちゃえ!!