君のことが好き





   そこには広ーーいリビングがあった。


   「すごーーイ!!」


「どうぞ、いらっしゃい。」


    出迎えてくれたのは、将輝のお母さん。



「女の子だったのねぇ。」


    「初めまして。」


「将輝はあそこの部屋にいるよ!!」


    「ありがとうございます!!!」




   コンコン


   「失礼しまーーす!!」


「あ、なんだ、3人だったのかぁ。」


    いちゃ悪かったですか……
   
   やっぱり…


「っていうか、加藤変わったな。髪染めた??」


「そうだよーー!!
 ってかさ、家、きれいだねぇ!

 うちんちより断然きれいなんだけど!!」


「あぁ、母さんがそういうのが好きでな・・・

 俺は別に、何とも思ってない」


    そうなんだぁ。


   こんなにきれいなのに。


「ねぇ、みんなでなんかの話しようよー!!

 例えば、恋バナとか?」


     えーっっ!?恋バナ!?ついていけないー!!