君のことが好き



「それで、心配なんだったら、将輝の友達とうちとで、一緒に家言ってみれば?って歩実が言ったから…」

「そうしたら、優華も顔が見れるし、安心するんじゃないかと…思いまして…」


「だから、沙希同中って言ってたし、家知ってるかなーって思って。」


「そっかー。なるほどねぇ。
 うち、将輝の家は知ってるよ。うちの家の向かい5軒となりだから。」

「へぇーー!!そうなの?!いいなぁ。」

「まぁまぁまぁ。うちからしては、別にいてもいなくても、変わんないから」


「沙希ひどーーい!!」

  
  すごいなぁ、このコンビ。ちょー合ってるわ。この2人。


「でさぁ、歩実ちゃんも行くんでしょ??」

   私にふりかかってきた。

「えっえっ!?あたしですか?あたしは行きませんよぉ!!!

 2人で行って下さい!!」


「…じゃぁ、2人で行こっか……」

「ちょっと待って!!!!!!」

   えぇぇぇぇぇ!!!どうしたの??

  沙希ちゃん!!


「優華ひどいねぇ。歩実ちゃん置いていくの?」

「だって、行かないって言ったからいいんじゃ…」

「違う!!!こーゆー時は大人数いた方がいいでしょ?」


「そりゃそうだけど…」


「ほら、歩実ちゃんもっっ!!一緒に行こう!!」

「は、はい…」


   別に行かなくて良かったけど、沙希ちゃんはいい人だから、
  せっかく言ってくれたから、あたしもついていった。


   あたしはなんもやることないし、

  いても変わんないのになぁ。




「さっっ、行こー!!歩実ちゃーん!!アーーンド、優華!!」

「は、い」

「どうしたの?緊張してる?さっきから敬語だけど」