超ミニのスカートに、髪もギラギラした金髪……


 前にみたときはふつうのかわいい女の子だったのにぃ。

 別人みたい。

   なんか、見た目怖い・・・・


  それに、髪の毛巻いてるし…

 
 こんな沙希ちゃんと優華が仲がいいのはちょっとショックだった。

   びっくりして開いた口は、まだふさがらなかった。


「歩実、どうしたの??」

  そう思っていると、優華にさまされた。

「あ、いや、なんでもない。」

「へぇー!!君、歩実ちゃんっていうんだ。」

  沙希ちゃんが急に話しかけてきた。

  こ……こ、怖い・・・・・。

  近くだから、余計に。つけましてんのも見える。

  だけど、必死に答えた。


「そ、そうです。よっ…よろしくお願いします…」

「よろしくーー!!うち、沙希ねぇ!!」


  あ、なんだ。

  あたし、外見で判断してた。

  結構ふつうじゃん!!


   外見がもったいないなぁ。


「あ、そうそう、優華は何の用?歩実ちゃん連れて…」

「実はね、沙希にはまだ言ってなかったんだけど、今度、サッカー部の新人戦行くの。」


「えぇっっ!!そうなの??」

「うん。歩実にも協力してもらってて…」

  ペコリ(歩実がおじぎ)


「で、その新人戦っていつ?」

「下旬っていうか4月の後半って言ってたらしいから、もうすぐなんだと思うんだけど…。あ、そうだ、今、将輝が学校休んでるの知ってる??」


「あーーー、なんか3日くらい休んでるんでしょ。理由は知らないけど。」