気づけば、後ろには壁、
前には黒峰僚。



私は、押さえつけられていた。



「くっ黒…」



「黒峰じゃねーし」



黒峰僚は、口の端をニヤッと
上げ、耳元で囁いた。



「お仕置き、な」



「えっ、おしお…ん?」



あれ…?



唇に変な柔らかーい感食が
あるんだけどぉ…





私は、落ち着いて考えてみた。



唇に柔らかいといえば…キス?



はっ!!キスされてるぅぅぅ?!



「んんんん~~!!」