「りょ…りょ」




ど、どどどうしよう!!
やっぱ呼び捨てなんて無理




男の子に免疫がない私には
いきなりハードすぎる!!



「はやくしろよ」



黒峰僚は、そう言って
じりじりと1っぽずつ近づいてくる。



「りょ…」



「早く」



距離がだんだんと縮まる。




「りょ~~」



「ダメ」



その瞬間ピタッと黒峰僚が止まった。