近寄ってみると…

「健くん!!!」

「は?宮本?」

あのうるさいピアニスト
宮本陸だ…

「なにしに来たの?」

「なにしにもなにも、これだよ、」

そう言って僕はあのメールを見せた


「陸もだよ!!」

そう行って急いでケータイを取出し、メールを見せてきた、

「まぢだ」

「良かったー知り合いがいて…これイタズラかな?」
そんな安心した顔で僕を見るなよ…

いざとなってもなにもできない男だぜ?

「そーかもな、まだ9時半だし、待つか?」

「なんなのか気になるし、待つ!!」

「そっか、いやしかし偶然だな」

「うん!健くん、店で会った時と全然印象が違う!!」

「そうか?あん時緊張してたんだよ」

「そっか!明日から楽しみだなぁっ」

なんだ、普通に話せるじゃんか、さっきはほんとに頭がおかしいやつなのかと思ったけど

「俺も、ちょっと楽しみかもね」

「なんで?陸がいるから?」
「は?ちげーよ!!初めてバイトすっからだよ!」

「なーんだっ」

なんだこいつ!!
びっくりしたー…

宮本は、こっちを見て
にっこり笑った


っ…

やべー今、ぐってきた…

女と2人でしゃべるのなんて、久しぶりだもんな…

「後10分だね」