リュウさんの手は、大きくて、私の手をすっぽり包み込んでくれる優しい手だ…。 土手に下りて、座る場所を見つけて腰を下ろしても、リュウさんは手を離さない。 花火は試し打ちを合図に一気に上がった。 ドォーン ドォーン 色とりどりに咲く大輪の花。 夜空に彩られたシャンデリアみたい。 わたしたちはその美しさに言葉を発する事も忘れて、ただひたすら眺めていた。