ピュアハート


しばらくじっと私を見つめていたリュウさんは突然聞いてきた。

「あのさ、もしかして男…苦手?」


「え…、何で?」

「好きな人の事は何となくわかる…だろ?」

「…はは…、そうでした。」

リュウさんには隠し事できないや。全部お見通しだ…。


観念して今までの事を話すことにした。


「私もリュウさんと同じで、すぐに気になり出したの。

だから、図書館で会えた時は本当に嬉しかった。

でも、昔 痴漢に遭った事が気持ちにセーブをかけて…。

しかもそのせいで、男の人が苦手になってたから、セイヤさんと映画に行った後は気持ちが整理できなくて、もやもやしてた。

セイヤさんが女の人と歩いてたとこを見た時、自分の気持ちがはっきりして、やきもち妬いちゃった。

今から思うと、セイヤさんがいたからお互い気持ちに気付くことができたんだね。」