「田崎さん、今日は11時から緊急会議です。」



新入りの部下の1人、早美 勇一郎 (さなみ ゆういちろう)が俺の机のすぐそばに来て言った。



「何の会議だよ… 例の通り魔殺人事件か?」

朝の新聞で読んだ。



「はい…
犯人の目星は大体付いたみたいで…」



「なるほど、分かった。仕事に戻れ。」

久しぶりの大事件か?

まあ、それを越える大事件をこれから俺が起こす事になるが…

俺は会議室に入った。



広さがバスケットコート一面分の広さほどである。

会議では主に先輩の本間さんがホワイトボードを使って喋っていた。