ピザを食べながら、
近くのドラム缶に座って話し続けた。


『昨日はどうでした?』



「田崎さん、かっこ良くて、知的な人だった♪。」



『そうですか。それは良かった。』



「ゲームクリアのために、いろいろと準備なしてくれて、私が足でまといにならないか心配だよ~。」

女が得意げに電話で話す。




『特別枠と言っても、勿論あなたにもルールは適用されますよ。

注意して下さいね。』



「わかって、ますって…」



『それでは、しっかりと……』

電話が切れた。



天井から水滴が垂れ、服に落ちて来た。


男は、ドラム缶から立ち上がる。



「さて、決戦まで9日です。

さあ!!驪夫、貴方はどう出ますか?」