KILLER GAME ~キラーゲーム~


俺はある女の家へと向かっていた。

これからそいつに会いに行く。




昨日の話だと、俺は特別にそいつとパートナーを組まされるって事だった。



キラーゲーム専用初の女性プレイヤー…





好都合なのか、不都合なのか?

賞金が半分になるが、キラーゲームは一人でやるよりも2人の方が成功率が上がると思った俺はこの条件を飲んだが、それは果たして正解なのか?




半分でも一億五千万の賞金には満足している。


それにお互い同じ数の人間を殺せばいいという単純計算なら、俺が殺せばいい数は半分になるだろう。



それだけでもゲームの難易度はグッと下がる。



だから、その女が、人を殺せる覚悟を持った女なのかがただ一つの心配事だ。
そして、俺の手足に成れるのかが。



無論、その女も一応キラーゲームのプレイヤーの1人、覚悟は出来ているはずだ。

今は信じるしか無い。



そして、そのパートナーに殺されないように気をつけなければ…



そう考えている内に目的地に着いた。