君を好きになった日

でも、それでも私は一回は断った。

すると渚は、

「親友なのに協力してくれないんだね?パパに言っちゃうから」


無力な私には逆らえない。



それが、中学1年生の夏の出来事だった―…



二人が付き合い始めてから、たっくんは私を避け始めた。


きっと、彼女以外の人とイチャイチャしたくないんだろう。



だけど、やっぱり…

私はたっくんに未練タラタラ。



あーあ。

こんなんじゃダメだ。



二人を見てみぬフリをして横を通り過ぎようとした。

すると、渚が声をかけてきた。



「あー!もしかして、真麻?!」