君を好きになった日

思わず呟く。


だけど、本当は嘘。

運がいいって思いたい。



たっくんが私を避け始めてから、まともに顔を見たりしていない

学校も私は私立なので、会うときは本当に少ないんだ。



曲がり角を曲がると、そこにはたっくんがいた。

たっくんの前には…


彼女の渚がいた。




実をいうと、渚は私の親友で、協力を頼まれていた。

私だってたっくんが大好きだった。



だけど…渚の家は私のパパがいる会社の社長さん。

下手なことをして、パパがクビになったら…