君を好きになった日

夢から覚める。

寝ぼけ眼を擦りながら、身体をゆっくりとベッドから起こす。



窓を開けると、綺麗な青空が広がっている―…



正直、私は青空が嫌い

シロツメクサの冠をもらったあの日、雲ひとつない晴天だった…

だから、青空を見るたび思いだしてしまう…

過去の思い出を…



いつものように、学校へ行く準備をして家を出る。


ドアを勢いよく開けた瞬間―…




心臓がドキンと跳ねた。



「あ…おはよ…」