君を好きになった日

―泣き止む頃には、もう、学校はHRが始まっている頃


「服部君!本当ごめんなさい…学校遅刻させてしまって…」


「あぁ、別にいいよ?じゃあさ…お詫びに俺とこのままサボろう?」



彼は笑顔を見せた。

中学生がサボり、しかも受験生なのに…


そんなことを気にしていたけど、全部彼の笑顔で忘れた。


「行こうか!」



私達はそのままサボることにした。

一緒に映画をみたり、一緒に食事したり…

本当楽しくて、時間なんて、苦しいことなんて忘れられた。




帰り際―…