「ね、唯は今日どこ行くのー?」 乾かし始めたと同時くらいに朔が聞いてきた。 朔は首だけ少し後ろに動かせて、上目使いであたしを見る。 「えー?普通にご飯だけだよ」 今のあたし冷静に言えたことに拍手。 だってこの上目使い… あたしでさえ、ちょっとドキッとしてしまう。 お客さんは……うん、イチコロだね。 まぁそんな事、本人には言わないけどねッ 、