「単刀直入に言う。今日からここで働け」


「アハハハハッ……ざけんなよ、やらねぇーよ」



逃げる君を俺は必死に止めたよ


今、君を離してしまったらもう後戻りが出来ない場所に行ってしまう気がして


その腕を掴む俺の手には相当な力が入っていた違いない。


「だから、いってーから!!」

「捨てろ!!」

「はっ?」

「全て捨ててしまえ!!」

「……」

「そして今日から働け」



そう言いながら君に投げつけた白いドレスは、君が着るべきものだったんだ。


俺は他の女の子に白いドレスを一度たりとも着させることはしない。


白は禁止

そんな決まりを作ったのは俺だ

白いドレスは君だけが、この場所で着ていればいいんだ……