あいつとの契約

和哉は一見細そうに見えるけど抱き締めてみると案外がっちりしている




な…なんか…不思議な気分…




あたしは和哉を抱き締める力を強くした




「はぁ~…」




「な…なによ!? ため息なんかついて!」




「いや、無自覚にもほどがあると思って」




む…無自覚?




「それってどういう意味?」




「こっちの話」