そこにいたのは――――・・・
長いストレートの髪に、オレンジ色の髪の色の超美人な女の人と・・・・・・まだ中学生くらいだと思われる茶髪の男の子だった。
真城くんは・・・その2人を見て表情をますます曇らせた。
「・・・あ、初めまして。
唯人の姉のエミリー・ラティモアです」
美人の女の人は、ニッコリと笑って言った。
・・・教室の静けさは変わらなかったけど。
・・・っていうか・・・。
「・・・ま、真城くん・・・
お姉さんと、苗字・・・違うの?」
あたしは只のクラスメイトのフリをして真城くんに問いかける。
だって・・・真城くんクォーターって言ってたけど・・・エミリーさんは・・・普通にアメリカ人っぽいし・・・。


