「・・・じゃー、ここで死にな」 そう言って、手榴弾を持つ真城くん。 ちょっ・・・朝からどんだけ悪いことすれば気が済むんだ!! 走って疲れたあたしは、拒否する言葉も言えず―・・・ 今度こそ、死んだ・・・ そう思った瞬間―――――・・・ 「よっ、真城!!おはよ~っ」 「っ・・・」 今日初めて、真城くんが表情を崩す。 真城くんの後ろから現れたのは――・・・ 田崎くんと、愛菜で。