そして、街灯の灯りしかない道をあたし達は歩く。







「・・・やっと誰もいない場所で2人っきりになれたな」




「っ・・・」




なんか楽しくてちょっと忘れてたけど・・・


この人マジであたしのこと殺そうとしてるんじゃん!!!







この言葉だけ聞いたら、ラブラブカップルの会話にも聞こえるかもしれない。




―――――その手の手榴弾はなんだ。




と、あたしは後ずさりしながら思う。







走って逃げたいけど・・・


後ろから投げられたらおしまいだ。






ていうか、こんな静かな場所で爆発起こす気なのかアンタは。