「ちょっ、それ・・・ ある意味ナイフより証拠残るよ??!」 中庭で爆発とかあり得ないって!! 「まぁ、手榴弾なんて現実にあり得ねえし お前は事故で死んだってことになる」 「っ・・・・・・・・・!!」 やばい、やばい、やばい。 今ここで本気で手榴弾を使う気だ。 ・・・逃げる?? や、手榴弾が爆発しちゃったら逃げても意味ないし!! あたしが背中に冷や汗を垂らす。 そして、真城くんが手榴弾を投げようとした瞬間―・・・ 「あーっ、莉桜!!こんなとこにいた~っ」 と、声が聞こえた。