――――――――暗闇の中、1人の男が少年に言う。





「・・・この女を1人消してくるだけだ。出来るだろう?」




「・・・簡単だ」





1枚の少女が写った写真を見せながら男が言うと、

少年は不敵な笑みを見せた。





「猶予は3年だぞ」



「・・・馬鹿か。1年もかかんねぇよ」



「・・・ハッ、それはどうだか・・・」



「・・・」





少年は、最後の男の言葉には答えることなく部屋を出て行った。






少年がいなくなった後、男は部屋の中で1人呟く―・・・




「3年経っても帰って来ねえ気がするけどな・・・」