―リサーチ不足―
「ああ……就活よりむしろ婚活したい」
「同感よ。学位がなくちゃとれない資格ってなんなの? 馬鹿にしてるの?」
もっちーとキナコが、彼氏がいるくせにこぼしだした。
「へえ、見込みはあるわけ? 二人とも。コ・ン・カ・ツ!」
ちょっとちゃかしてみたくなった。
「マリーはいいよなー。ガイドさん付きで山まで行ってくるし。そのまま人生ごとガイドしてもらったら?」
キナコの大人びてきた、思わぬ反撃にややひるむ。
二人してコンビニで仕入れてきたペットボトルのお茶をくぴくぴ飲んでる。
「なんでそうなる……」
わたしはまだ三日の猶予をもって、よっちゃんの彼女でいられるけど、彼女らは今!
まさに!
恋愛成就の神様がついててくれているのに!
私なんて三日もしたら、手遅れかもなのに……ううん、希望は捨ててないよ。
「イケメンは当分いいよ……」
「もっちーはレースクイーンのコスプレさせられただけだから良いでしょ。あたしなんか
やばい系のプレイ要求されそうになってさ」
「ご、ごめん。二人とも。私がリサーチ不足で」
「ああ……就活よりむしろ婚活したい」
「同感よ。学位がなくちゃとれない資格ってなんなの? 馬鹿にしてるの?」
もっちーとキナコが、彼氏がいるくせにこぼしだした。
「へえ、見込みはあるわけ? 二人とも。コ・ン・カ・ツ!」
ちょっとちゃかしてみたくなった。
「マリーはいいよなー。ガイドさん付きで山まで行ってくるし。そのまま人生ごとガイドしてもらったら?」
キナコの大人びてきた、思わぬ反撃にややひるむ。
二人してコンビニで仕入れてきたペットボトルのお茶をくぴくぴ飲んでる。
「なんでそうなる……」
わたしはまだ三日の猶予をもって、よっちゃんの彼女でいられるけど、彼女らは今!
まさに!
恋愛成就の神様がついててくれているのに!
私なんて三日もしたら、手遅れかもなのに……ううん、希望は捨ててないよ。
「イケメンは当分いいよ……」
「もっちーはレースクイーンのコスプレさせられただけだから良いでしょ。あたしなんか
やばい系のプレイ要求されそうになってさ」
「ご、ごめん。二人とも。私がリサーチ不足で」