美和の言葉を聞いて、聞く気満々と言わんばかりに姿勢を正す千花ちゃん。





「初対面で運命とか言われたら女の子なら誰だってドキーンってしちゃうのにさ、蜜姫ってばすんごい冷めてたのよー。」


「告白されたとは聞いてたんですが、運命って言われたんですか!?」


「それでね、毎日告白する為に家に来るわバラの花束持ってくるわ、それで等々隣に引っ越してきたのよ。」


「わぁ〜っ凄い!」





私の事なのに、話しを聞いててすっごい恥ずかしい………。





「しかも、どうすれば蜜姫が振り向いてくれるか蜜姫のお姉ちゃんに相談してたのよ。」


「若王子さんは蜜姫さんのお姉さんと顔見知りなんですか?」


「会社の同僚みたいよ。若王子さんって健気よねー。顔よし金よしたぶん体もいいから優良物件だって言ってるのに、蜜姫はなぜか気に入らないみたいなの。」


「えぇー勿体ないですよっ。」





そこまで言うならあんたらがつき合えって思うし、なんで私が悪いみたいになってんの?