お姫様の苦悩

薄暗い館内、巨大な水槽は明るくてその中で泳いでいる魚に魅せられる。





自然と足が水槽に向かう。





もう―――――綺麗としか言い様がなかった。





キラキラ光る銀色、青とだけじゃ言い表せない色。





小さい魚も大きな魚も自由に泳いでいる。





サメなんかこんな近くにいるのに全然怖くなくて、寧ろ可愛いかも………。





顔を動かして魚を追い、一頻り見て今度は隣の水槽に向かう。





隣の水槽はクラゲがふよふよ泳いでいた。





すっごく小さいのは子供なのかな?





見てたら突っついてみたくなるし、欲しくもなってしまう。





またフラフラと別の水槽へ行こうとした時だった、グイッと引っ張られ後ろに体が傾く。





「一人で行かないで。」