お姫様の苦悩

かって知ったる部屋なので、自分でスリッパを出しさっさとリビングに行く美和を追いかけた。





いつもの定位置に座ると、持っていたコンビニの袋からコーヒーやお茶、紅茶、おにぎりにサンドウィッチを出しテーブルに次々と置いて行く。





「さぁ、食べながら説明して頂戴。いただきます。」


「―――――いただきます。」





ハンバーグ弁当、ペペロンチーノ、サラダと蓋を開けて食べだした美和。





私はタマゴサンドとコーヒーを貰い封を切る。





「この前話した若王子さん覚えてる?」


「忘れるわけないじゃない。」


「その若王子さんなんだけど……お隣さんになったんだよね。」


「はっ……お隣さんって、引っ越して来たの?」


「そう。さっき挨拶に来たのよ。んで、またすぐにインターホンなったから若王子さんだと思っちゃったわけ。」