ちょうきょ…………今絶っ対、調教って言おうとした!





優男とか思ってたのに全然違う、鬼畜じゃないっ。





「蜜姫さんと俺は運命なんだ。俺達を隔てるものなんて何一つないよ。」





姉も大概ロマンチストだけど、譲さんも結構なロマンチスト過ぎて怖すぎる。





「それに丁度ここはラブホだし……計画できちゃった婚でもする?」




こうなるんじゃないかなとちょっとは思ってたから、ラブホなんて嫌だったのに………逃げるにしてもすぐ捕まりそう。





「譲さん、付き合うのはもうちょっと先延ばしにしませんか?」


「え……どうしてっ?」


「いや………あの、ですねー……。」





そうは言ったものの、譲さんが納得する理由が思いつかないし、ありきたりだとすぐに言い込められてしまう。





「わかった……。」


「え、えっ?本当!?」


「蜜姫さん、別の男に言い寄られてるから今揺らいでるんだね。わかった、ボッコボコにしてくるよ。こう見えても喧嘩には自信あるんだ。」